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《 2018.5.11 》

介護現場に来てくれない… ベテラン介護職の賃上げ、看護職も対象に 看護協会


看護師の処遇も改善して欲しい −− 。
 
日本看護協会が厚生労働省に要望書を提出した。政府が勤続10年以上の介護福祉士の賃金を引き上げる方針を打ち出したことを念頭に、「介護施設で働く看護師の賃金は病院で働く看護師より低い」と問題を提起。「現状のような処遇差では病院から介護領域への労働移動が進みにくい」と指摘し、勤続10年以上の看護師も賃上げの対象に含めるよう求めた。看護協会によると、要望書を受けた老健局の濱谷浩樹局長は「看護職員も含めて検討対象にしたい」と応じたという。
 
厚労省老健局へ要望書を提出
 
政府は介護福祉士の賃上げを来年10月に実施する予定。消費税率の10%への引き上げによって生じる増収分から毎年およそ1000億円を投じ、月額の平均で8万円相当の処遇改善を行うと決めている。
 
対象は勤続年数が10年を超えているベテラン。経験を重ねた専門性の高い職員を優遇することで、介護の道を長く歩んでいく場合の将来の生活をうまくイメージできるようにし、新規参入の増加や離職の防止につなげる狙いがある。ただし、個々の事業者の判断に基づく柔軟な運用も認める考え。詳細な制度設計はこれからで、厚労省の審議会などで活発な議論が行われる見通しだ。使える財源が限られているため、対象者の範囲を広げれば個々の賃上げの幅は小さくなる。
 
看護協会は今回の要望書で、「看護職員の多くは介護施設で指導的な役割を果たしている」「利用者の医療依存度は高く介護施設は看護職員なしでは成り立たない」などと主張。病院と介護施設の処遇の格差を強調し、「介護施設の看護職員の処遇改善は必須」と訴えた。

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